Insta360 ONEはここが凄い、360撮影対応のハイスピード自撮りカメラ徹底レビュー

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2353 日 前, 112 観覧
バレットタイム撮影で強烈なインパクトを与えている360度カメラの新製品「Insta360 ONE」で色々撮影してみました。まずは360度カメラとしての基本性能について。従来機のInsta360 Nanoは静止画も動画も3K解像度(3040x1520)でしたが、ONEでは静止画7K(6912x3456)、動画4K(3840x1920 30fps)に向上しました。さらに2Kでのスローモーション撮影(2048x512 / 120fps)と6軸ジャイロセンサーを用いて、従来では撮影の難しかった「バレットタイム撮影」を可能としています。撮影方法は3通り。本体のみでの撮影、iPhone/iPadとLightning接続しての撮影、そしてiPhone/iPadとBluetooth接続してのリモート撮影です。本体のみではシャッターボタンを押す回数で撮影方法が変わります。1回なら静止画、2回なら動画、3回押すとアプリでセットした特殊撮影となります。バレットタイム撮影を行うのはこの3回押した特殊撮影となり、事前に動作をアプリで設定する必要があります。本体のみではカメラの状態を小さなインジケーターと音のみで確認することしか出来ず、今カメラがどんな状態にあるのかが分かりづらいです。実際に動画を撮影しているつもりが、シャッターを押した時の静止画だけだった…なんてこともありました。iPhone/iPadとLightining接続するとライブビューで確認できる他、マニュアル撮影や360度ライブ配信、カメラの各種設定などが行なえます。モードやカメラの状態も一目瞭然なので、撮影を失敗するということはなくなります。iPhone/iPadとBluetooth接続するとリモート撮影ができます。接続は専用アプリから直接行うことが出来るので、わざわざiOSの設定画面を呼び出したりと言った煩わしさがありません。リモート撮影ではライブビューは出来ませんが、各種マニュアル撮影は可能です。撮影後は撮った写真がポストビュー表示されるので、大きな失敗も少ないと思います。それでは今回の目玉機能「バレットタイム撮影」について、少し詳しく紹介していきましょう。まずはじめにカメラをぐるぐる回すための紐が同梱されているのですが、これを三脚ネジにしっかり「もやい結び」して解けないようにしてください。出荷状態のままでは解けてしまう危険性があるとのことです。周囲に人や障害物がないことを十分確認して、シャッターボタンを3回押しバレットタイム撮影を開始します。そのままカメラをぐるぐる振り回すだけで、自分を中心とした360度スローモーション撮影ができます。撮影後はiPhoneとLightning接続し、再生速度やトリミング、画角の調整やフィルタ効果などを設定できます。完成したバレットタイム映像はそのままSNSに投稿したり、カメラロールに保存できます。一度やってみると分かると思うのですが、この紐を使ってぐるぐる回す方法は結構難しくコツが要ります。また緊急停止が難しいので人が近くにいる場合はオススメできません。紐の替わりに自撮り棒を使って撮影してみましたが、こちらの方がコントロールし易いし何より安心です。とても面白い機能なのですが、周囲にはくれぐれも注意して撮影してください。このバレットタイム撮影の肝となっているのは、高速フレームレートと6軸ジャイロセンサーです。カメラがぐるぐる回っているのに映像はほぼ水平なままというのは正直驚きました。ということは、ぐるぐる回さなくても手ブレ補正してくれるのでは? と思い、自撮り棒を持って走って撮影してみました。動画でその様子をご覧下さい。いろいろ試してみた結果、Insta360 ONEは「360度撮影もできるハイスピード自撮りカメラ」という表現が適切なのではないかと。コスプレイヤーなら衣装やポージングを360度全方位から撮影できるし、ダンサーならパフォーマンスをスローモーション撮影するといった使い方ができるのではないでしょうか。難点はカメラ本体のみで撮影状態が確認しづらい点と、近接撮影が苦手な点。それから2つのレンズの繋ぎ目が現在のところ目立ってしまう点です。繋ぎ目は設定の「スティッチ機能を最適化します」をオンにすると目立たなくなりますが、そもそも撮影時の露出調整が上手くいってないように感じました。今後のアップデートで改善を期待します。とにかく、久々に「撮っていて楽しいカメラ」です。ギーク層だけじゃなく、色んな方に色んな場面で使って欲しいですね。そして、そんな映像を色々見てみたいです。この動画の記事ではそのほかさまざまなサンプルも掲載http://japanese.engadget.com/2017/09/...

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